有明バレエスクール プロコース

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プロへの道のり

~日本と海外のバレエ団の違い~

「何が違うと思いますか?」

日本には、国立と財団はありますが、私立がほとんどです。
劇場と付属スクールを持つ多くの海外のバレエ団は、ダンサー、教師、振付家、ピアニストを含むリハーサル要員、トレーナーがいます。
それ以外にも劇場内には、オペラ、オーケストラ、演劇、衣裳部門、舞台スタッフ、食、医療、管理、経理部門があり、それぞれの部門に、ダンサーと同じように人員とディレクターがいて、その上に最高責任者がいます。
一つの機能する社会構成です。
もちろん、スタジオしか持たない主にダンサーと振付家、教師のみのバレエ団や、カンパニーもあります。チケット販売がバレエ団の経営を支えている場合は、国内外のツアーを含めて、100回以上の公演を数える所もあります。国立、公立、王立、財団バレエ団は、比較的に財源のゆとりがあり、所属ダンサーが多くいます。演目と装置、衣裳が多彩です。

バレエが日本に渡り、創成期から今日まで、何が発展し、また取り残されたものは何か、1世紀に満たない日本のバレエの歴史考察はさて置き、このテーマの中にある最大の相違点は、ダンサーの地位と雇用条件です。
どんなに国が貧困でも給料を支給しない海外のバレエ団はない、と信じています。。日本では、少数の例外を除き、団員には、生活に必要な給料の支給がない、公演時にチケット販売ノルマがダンサーに課される、団費の支払いがあるなど、義務が多数あってダンサーの権利と保障がないことは、この現代にあって憂慮致する点です。

優秀なダンサーが多く育っても、受け皿が十分無く、海外に流出する現状は、続きます。

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